太田雨晴の事業Project
雨晴海岸CCZ(コースタル・コミュニティ・ゾーン)整備計画について
- CCZの概要
「ふれあいの海辺」の創出を目的として、海岸保全対策と併せて公園、道路、下水道、治水等の公共事業を実施すると共に、民間活力を積極的に取り入れて地域の特性を十分活かした地域整備を一体かつ計画的に行う。
- 雨晴海岸計画概要
雨晴海岸は、海上に浮かぶ北アルプス立山連峰の雄大な景観、白い砂浜、緑の松林がつづく景勝の地であり、また遠浅の波静かな海辺は良好な海水浴場となっている。しかし、近年の多様化するレクリェーションニーズには対応しきれないため、整備計画において海岸部では護岸やマリーナを整備し、背後地では下水道、道路、公園等を整備することにより、快適で安全な海浜域を創出しつつ、海洋性スポーツ・レクリェーションの拠点づくりを行う。対象区域…東側は義経岩から、西側は氷見市との境界までの海岸で延長2.6km。
- 事業の内容
- 海洋性レクリエーションゾーン
- 海と山と歴史・文化ゾーン
海岸線 …… 自然石護岸、突堤、マリーナ整備、マリーナ管理施設等の整備
背後地域 …… 松太枝浜浄化センター、アクセス道路整備、民活施設等の整備
海岸線 …… 自然石護岸、突堤(潜堤)の整備
背後地域 …… レクリエーション広場(展望台、遊歩道、遊園地等)の整備
- 施設整備計画
- 海岸
- マリーナ整備
保全機能のみならず景観及び利便性を考慮したものとし、従来の離岸堤による海岸保全(砂浜の侵食防止)をヘッドランド工法による面的防護方式に変更し、多様化する海洋性レクリエーションニーズに対応できる、静穏で快適性の高い海岸環境を創出する。主な構造物として、海に向かって左側に突堤(西)長さ340m幅5.8m~6.8m高さ+3.5~+4.0m、突堤(内)長さ186m幅4.1m高さ+2.5mが海岸から沖合い285m以内に建設。
海岸に不法係留・放置されているプレジャーボート及び遊魚船等を収容する施設を整備し快適水辺空間の創出に寄与する。
85m、メイン桟橋90m、ボード ヤード3,840㎡等を整備し、駐車場130台、プレジャーボード等100隻を収容する施設を整備する。最近では突堤(西)を利用しての散歩、釣りが行われ、憩いの場として親しまれています。
雨晴バイパスについて
一般国道415号は、富山県西部の各都市を連絡する幹線道路です。このうち高岡市の雨晴~伏木地内は、雨晴隧道を含め幅員が狭く、見通しが悪いうえに歩道もないことから危険な状態となっていました。このため、平成2年度から約1.5kmの雨晴バイパスに事業着手し、順次整備を進めてきました。国定公園区域への配慮、大断面トンネルの施工等、いろんな課題がありましたが、平成14年6月29日、トンネル関連区間の完成により、永年の悲願であったバイパス全線の開通に至りました。これで、雨晴海岸、万葉歴史館などの観光施設が有機的に結びつき、また大型車のすれ違い困難箇所の解消や自転車歩行者道の新設によって、安全で円滑な交通が確保されました。
【事業の概要】
・事業箇所:高岡市太田雨晴~伏木一宮地内
・全体事業費:約52億円
・計画内容:延長1,530m、幅員6.5(13.5~20.0)m
・事業期間:平成2~14年度
【事業の経過】
・平成 2年:事業着手
・平成 5年:雨晴側一部完成
・平成11年:伏木側一部完成
・平成12年:雨晴トンネル掘削開始
・平成14年:雨晴バイパス全線完成
【雨晴トンネルについて】
本トンネルは、県内初の大断面トンネル(内空断面80㎡以上)であるうえ、土かぶりが平均25mと非常にうすく、また地質が脆弱な泥岩、軟岩であることから技術的に難度の高いトンネルとされていました。このため、トンネル専門家による検討会を設けて設計を行ったほか、施工においてもパイプルーフなど掘削面を安定させるための各種補助工法を導入し、地山の緩みや構造物の変位などに細心の注意をはらいながら掘削を進めました。
延長:291m
幅員構成:3.0m(歩道)+7.5m(車道部)+3.0m(歩道)=13.5m
内空断面:断面積98㎡、内空幅員14.4m、偏平率0.57
掘削工法:NATM(機械掘削)、上半先進ショートベンチカット工法
工事責:約18億円
【参考・引用】
一般国道415号雨晴バイパスのパンフレット(富山県高岡土木事務所)
太田雨晴の概要(サブページ)
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